総務省は10日、住民基本台帳に基づく今年1月1日時点の人口動態調査の結果を公表した。
それによると、日本人の人口は前年より43万3239人少ない1億2477万6364人。減少は10年連続で、今回は過去最大の減り幅となっている。
昨年1年間の出生数は92万1000人で過去最少。死亡数から出生数を引いた人口の自然減は44万2564人で過去最大だった。少子化、人口減少が加速している。
一方、日本で暮らす外国人は過去最多の266万7199人となった。前年比で16万9543人(6.79%)増と高い伸び。人口全体に占める割合は2.09%となっている。
外国人の85.07%が15歳から64歳の生産年齢人口。高齢化で日本人の生産年齢人口が減り続けるなか、外国人が人材の不足を補っている構図がみて取れる。
日本人の人口が増えたのは、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、沖縄県の5都県のみ。東京都は増加数、増加率ともにトップとなっており、“一極集中”の傾向に変化は生じていない。
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