今年度の第33回社会福祉士国家試験の合格者が15日に発表された。【鈴木啓純】
3万5287人の受験者に対し、合格者は1万333人。合格率は昨年と同じ29.3%だった。
社会福祉士国試は近年、受験者数が少しずつ減っていく傾向にある。少子化の影響もあって4年連続の低下。前回は16年ぶりに4万人を下回ったが、今回はそこから更に4342人減少した。
今回の合格者の内訳は、男性が32.8%、女性が67.2%。福祉系大学の卒業生が56.4%、養成施設の卒業生が43.6%となっている。
年齢別にみると、30歳以下がおよそ半数の47.6%。30代が17.5%、40代が20.8%、50代が11.3%で、60歳以上も2.8%いた。
累計の合格者数はこれで26万3916人となった。過去33回の平均合格率は27.9%。
厚生労働省は15日、今年度の第23回精神保健福祉士国家試験の合格者も発表した。
受験者数は6165人、合格者数は3955人。合格率は64.2%で、前回より2.1ポイント高かった。
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