厚生労働省は26日、今年度の第33回介護福祉士国家試験の結果を発表した。【Joint編集部】
受験者数は8万4483人、合格者数は5万9975人。合格率は前回より1.1ポイント上がり、過去3番目に高い71.0%となった。
今回の合格者のうち、男性は29.8%、女性は70.2%。受験資格別にみると、現場を支える介護職員、ホームヘルパーらが全体の8割超を占めている。養成校は7.9%、福祉系高校は3.9%だった。
年齢別では、30歳以下が33.5%で最多。このほか多い順に、41〜50歳が26.2%、31〜40歳が20.3%、51〜60歳が16.5%となっている。61歳以上は3.5%。
今回の結果により、過去33回の累計の合格者数は147万9605人、平均合格率は56.2%となった。
介護福祉士の国試をめぐっては、現場で学びながら資格を目指す「実務経験ルート」の要件に実務者研修(*)が加わった2016年度から、受験者数が大幅に減った経緯がある。その後、合格率は7割前後と以前にない高い水準が続く。過去最高は2018年度の73.7%。受験者数は今年度も、依然としてピーク時の5割強にとどまっている。
* 最長で450時間。初任者研修を修了していれば320時間程度となるなど、保有資格に応じて研修時間は短くなる。
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