厚生労働省と社会福祉振興・試験センターが9日に結果を公表した最新の「就労状況調査(速報版)」− 。2019年の介護福祉士の年収は、税金や保険料などを引かれる前の額面で平均292万円だと報告されている。【Joint編集部】
この調査は昨年の11月から12月にかけて行われたもの。58万2319人の介護福祉士から有効回答を得た。年収を答えたのは44万人超。
それによると、2019年の介護福祉士の額面年収は平均292万円。男性は平均373万円、女性は平均269万円だった。
正規職員は全体の65.4%で、それ以外はパートや契約職員、派遣職員など。正規職員だけ、パートだけ、といった雇用形態ごとの年収は今回は示されていない。
介護福祉士の給与水準の満足度をみると、「不満」「やや不満」が28.3%。全体の4分の1を上回り、「満足」「やや満足」の17.4%より多かった。このほか「普通」が20.9%、「無回答」が33.5%となっている。
今回の調査ではこのほか、2019年の社会福祉士の額面年収が平均403万円、精神保健福祉士の額面年収が平均404万円だったとも報告されている。正規職員の割合は、社会福祉士が81.6%、精神保健福祉士が80.6%。
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