お天気にまつわる穴埋めクイズだっポ!
知識が豊富な高齢者でもちょっと難しい問題かもしれないよ。
簡単じゃないけど、クイズで楽しく豆知識を学んでね。
6月といえば、「梅雨」が頭に浮かぶ人もいるのではないでしょうか。
梅雨とは、水をたくさん含んだ小笠原気団とオホーツク海気団が日本の上に停滞し、雨が降り続ける現象です。
気象庁の調べによると、沖縄や奄美、九州の一部地域を除くほとんどの地域で、梅雨入りするのは6月が多いようです。
そこで6月は梅雨にちなみ、天気にまつわる言い伝えやことわざを集めてクイズにしました。
聞きなれない言い伝えやことわざもありますが、クイズで楽しく豆知識を学んでください。
クイズは無料でプリントもできます。デイサービスや老人ホームなどのレクリエーションでも使ってみてくださいね。
天気に関する言い伝えやことわざは、古くから数多くあるっポ。
□に当てはまる天気を入れてね。□に入るのは、晴れ・雨・雷・雪のいずれかだっポ。
【問題1】
ツバメが低く飛ぶと□
【問題2】
夕焼けは□
【問題3】
猫が顔を洗うと□
【問題4】
鐘の音がよく聞こえると□
【問題5】
夕にじは□
【問題6】
ありの行列を見たら□
【問題7】
□が鳴ると梅雨が明ける
【問題8】
煙が東になびくと□
【問題9】
春に三日の□なし
【問題10】
カマキリが高い場所で産卵すると□が多い
【問題11】
煙がまっすぐ立ち上ると□、なびくと□
【問題12】
二八月の□に隣に行くな
【問題13】
山が青く見えると□、白く見えると□
【問題14】
四つ□に傘放すな
【問題15】
□の明日は裸虫の洗濯
【問題16】
蚊がうすづけば□が降る
ちょっと難しかったかもしれないっポ。
それぞれには意味があるから、解説をチェックしてみてね。
【解答1】ツバメが低く飛ぶと雨
ツバメが餌とする蚊は、空気中の湿度が高くなると下の方を飛びます。
そのため、蚊を追いかけるようにして、ツバメも低く飛んだことから言い伝えられるようになりました。
【解答2】夕焼けは晴れ
日本の天気は、西から東へ移り変わる特徴があります。そのため、夕焼けの翌日は晴れるといわれています。
「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」も同様です。
【解答3】猫が顔を洗うと雨
湿度に敏感な猫のひげは、湿度が高くなると垂れてくるそうです。
ここでいう「顔を洗う」とは、垂れたひげが気になって猫が顔を洗うような仕草を表しています。
湿度が高くなる=前線や低気圧が近づくため雨になりやすい、ということです。
【解答4】鐘の音がよく聞こえると雨
雨の原因となる暖かい空気が上空にあるときは、鐘の音が跳ね返り、遠くの音が聞こえやすくなります。
そのため、いつもより鐘の音がよく聞こえる日は雨になるといわれているのです。
同じ音関連で、「もののひびきがよく聞こえるときは雨」という言い伝えもあります。
【解答5】夕にじは晴れ
東に虹が出るということは、東の空が湿っていて、西の空には雲がないことを表しています。
日本の天気は西から東へと移り変わるので、雲のない晴れた天気へと移り変わることを意味します。
【解答6】ありの行列を見たら雨
アリが巣穴から卵などを運び出し、行列をなしている場合は、水から卵を守るためだと考えられます。
つまり、雨が近づいていることを表しています。
【解答7】雷が鳴ると梅雨が明ける
梅雨の時期に雷が鳴ると梅雨が明けるといわれているため、梅雨明けの目安として使われる言葉です。
【解答8】煙が東になびくと晴れ
煙を東になびかせるには、西からの風が必要です。
西から風が吹くのは高気圧が近づいている証拠なので、晴れやすいといわれています。
【解答9】春に三日の晴れなし
春は晴れた天気が3日ともたない、つまり春は天気の移り変わりが早いことを表しています。
【解答10】カマキリが高いところに産卵すると雪が多い
カマキリは卵が雪に埋もれないよう、草木の高い場所に産卵します。
カマキリの産卵時期は8~10月頃。雪が降る前に積雪量を予測しているため、カマキリには予知能力があるのではないかともいわれています。
【解答11】煙がまっすぐ立ち上ると晴れ、なびくと雨
周りの空気より暖かい煙は、真っすぐ上にのぼろうとします。
ところが、雨の原因となる暖かい空気が上空にあると、横になびきます。
【解答12】二八月の雷に隣に行くな
2月と8月の雷は落ちることが多いといわれています。
そのため、雷が鳴っている間は、外を出歩いてはいけないという意味があります。
【解答13】山が青く見えると晴れ、白く見えると雨
山の見え方には、光の散乱、つまり空気中の水分量が関係します。
空気中の水分が少ないと光の散乱も少なくなるため、山は青く見えます。反対に、空気中の水分が多いと光が散乱しやすくなるため、山は白く見えるといわれています。
そのため、山が白く見えるときは、空気中の水分が多い=雨になると言い伝えられています。
【解答14】四つ晴れに傘放すな
午前10時頃に止んだ雨は、午後になって再び降り出すことが多いといわれています。
そのため、心づもりをしておきなさいという意味です。
【解答15】雪の明日は裸虫の洗濯
裸虫(はだかむし)とは、貧しくて着る物がない人のことをいいます。
雪が降った次の日は、よく晴れて暖かくなる日が多いため、貧しい人でも洗濯ができるという意味のことわざです。
同じ意味のことわざに「雪の明日は孫子の洗濯」もあります。
【解答16】蚊がうすづけば雨が降る
蚊の大群が、臼をつくように上下するのは雨が降る前兆だといわれています。
天気にまつわる言い伝えやことわざは、天気予報のない時代に生きてきた先人たちの知恵です。知識が豊富な高齢者であっても、知らないことわざや言い伝えはあるものです。
朝から雨がしとしと降り続く日は、このようなクイズを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ご自宅はもちろん、デイサービスなどの介護施設でも、ぜひ、プリントアウトして使ってみてください。
お天気の穴埋めクイズは無料で印刷できるっポ。
自宅用はもちろん、デイサービスや高齢者施設のレクリエーションでも使ってみてね。
著者:柴田 まみ
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