3度目の救急搬送となった父。そして告げられた医師からの言葉…[介護漫画]

2度目の救急搬送となった白血病の父親は、医師に入院を勧められましたがやはり拒否。しかし高熱を出して3度目の救急搬送となり……。

前回を読む

「父の容態は…」

高熱を出した父には解熱剤が効きませんでした。深夜にも解熱剤を飲ませて何度か確認しましたが、早朝になっても熱は上昇したままです。

前日にケアマネさんに相談し、朝には看護師さんに来てもらえることになっていたので、僕はただ待つことしかできませんでした。

朝になり、看護師さんが父の病状をみてくださいました。しかし、やはり父の病状はあまりよくありません。ケアマネさんと連絡を取り、総合的に判断して病院に連れて行くことになりました。

父は帯状疱疹が治まらず呼吸も不安定です。医師に判断を仰ぐと、救急車を呼ぶようにとのこと。

帯状疱疹が発症したときにも救急搬送されましたが、熱が出るまでは多少安定しているように見えていました。しかし、当直医から聞かされたのは予想以上に悪い状態です。

たしかに余命宣告はされていましたが、まだ猶予があると思っていました。病状がこんなにも急な下り坂になることに実感を持てずにいましたが、父の死期が迫っていることは現実として受け止めざるを得ません。

その日が来ることを分かってはいたものの、明日・明後日が峠だと言われたときには頭が真っ白になりました。このあと自分はどう動けばいいのか、いろんな考えが頭の中で渋滞状態です。

でも、とにかくやるべきことをひとつひとつ整理していくしかありません。ケアマネさんや医師・看護師のアドバイスを仰いで、いつそうなっても冷静に動けるように腹を決めました。

前回を読む

第1話から読む

この記事をシェアする

漫画・コラム:やまデザイン

イラストレーター・デザイナー
WEB系デザイナーとして地元企業に正社員勤務していたが、父と母の両親2人の介護のため、ボーナス支給直前にやむなく介護離職(涙)。現在、WEB系漫画・イラスト・デザイン関係の3本柱でフリーランスとして田舎で奮闘中。

ハートページナビは、介護保険・介護サービス事業者情報誌「ハートページ」のWebサイトです。
ハートページ誌は、全国約70市区・約100万部を発行する業界最大級の介護情報誌。20年を超える歴史(2001年創刊)、カバーするエリアの広さ、発行部数、各自治体や連絡協議会と連携し制作された信頼性の高さで、介護に関わるみなさまより高い評価を得ています。
ハートページナビでは、介護情報を専門に扱うサイトとして、介護に関わる皆さまに必要な情報、役立つ情報などを掲載しています。

おすすめコンテンツ

メニューを閉じる