母親と同じ病院に転院したいという父親。困った息子は父と母、両方の担当医に相談します。
しかし当時はコロナ渦だったこともあり……。
父は2週間病院に入院して過ごし、翌週の1週間を自宅で投薬治療するというローテーションを繰り返していました。
在宅の1週間は、母がケアマネさんや介護士さんに相談しながら父を介護していました。
僕は会社員でしたし、基本、介護にはノータッチ。たまに父の買い物を頼まれて買い出しに行く手伝い程度です。
その父の介護をしていた母が入院し、それを知った父は母と同じ病院への転院を希望。ですが病状も違うため、そもそも同じ病院に転院できるのか疑問でした。
どうしたものかと母と父の担当医それぞれに相談したところ、何とか母の病院に移れることに。
ですが、当時はコロナの影響で病床が足りていません。入院は厳しいとのことで、自宅から通院で抗がん剤投薬治療を受ける方向になりました。
こうして僕が母から介護のバトンを受けるかたちになったのです。
介護をしていた母は入院、介護が必要な父が完全在宅になり、僕は僕で有給がなくなれば仕事が始まる。
正直ネガティブな感情にもなりましたが、事態が好転するわけでもありません。
なので開き直って気持ちを切り替え、「まだ何も分からんけど、とりあえずやってみる」の精神で介護に向き合うことにしました。
漫画・コラム:やまデザイン
こちらもおすすめ
新着記事