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介護施設に「おいしい」をお届けしたい。毎日の試食と改善を繰り返し、納得の味へ

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株式会社セイブ
介護施設に「おいしい」をお届けしたい。毎日の試食と改善を繰り返し、納得の味へ介護施設に「おいしい」をお届けしたい。毎日の試食と改善を繰り返し、納得の味へ

地元九州の味を大切に、介護施設に「おいしい」をお届けしたい――株式会社セイブのスマイルキッチン(介護施設向け給食)では、愛情を込めた食事を福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、山口県にお届けしています。
スマイルキッチンに込めた思いやこだわりについて、代表取締役社長 田中憲治さんにお話を伺いました。

お弁当販売・仕出しの会社としてスタート

株式会社セイブ社長

――創業時の株式会社セイブはどのような事業をしていましたか?

株式会社セイブは1981年に創業し、当初はお惣菜とお弁当の対面販売、イベントなどでの仕出しをしていました。

当時はコンビニもなく、遠方からわざわざお弁当を買いに来てくださるお客様がたくさんいらっしゃいました。仕出しでは、冠婚葬祭の料理、運動会のお弁当、お正月のおせちなどの注文をたくさんいただき、お断りしなければならないほどでした。

それから、企業向けにお弁当を配達する事業、高齢者のご自宅にお弁当を届ける事業も始めました。

介護施設が抱える「人手不足の問題」に貢献したい

――その後、スマイルキッチン(介護施設向け給食)をスタートさせたのですね。

仕出しの仕事は早出・残業が多く、従業員には大きな負担をかけていました。どうしたら従業員の負担を減らせるか、それと同時に、地域の皆様に永続して必要とされる会社となるためにできることは何か、と考えていたところ、友人から「介護施設は人手不足で困っている」という話を聞きました。

この話を聞いた2013年頃は、10~20床程度の中小規模の介護施設が次々に新設され、介護施設の食事は施設の調理員さんなどが作ることが多かったと思います。

それならば、弊社が30年以上培ってきた食事提供の技術がお役に立てます。介護施設にお食事を提供することで、施設様が抱える人手不足の問題を解消し、利用者様には温かくておいしいお食事を提供できます。また、職員の方々の負担を減らすことで、社会にも貢献できるのではないかと考え、2013年より商品開発を始め、1年後の2014年10月からスマイルキッチン(介護施設向け給食)を開始しました。

研究開発は試行錯誤の繰り返しだった

株式会社セイブ/介護施設向け夕食
<スマイルキッチン 夕食の一例>

――お弁当や仕出しのノウハウがあったとはいえ、介護施設向けの食事を完成させるまでには苦労も多かったのではないですか?

介護施設向けの商品を開発するにあたって、まずは朝・昼・夕の3食をチルドでお届けすることを決めました。チルドは、レトルトや冷凍に比べると味がいいですし、短時間で温められるメリットもあります。

研究開発は試行錯誤の繰り返しでした。クックチルは、加熱調理した料理を急速に3度以下まで下げて、食事を提供する際には再加熱します。激しい温度変化により、食材によっては食感が悪くなることがあり、野菜の心地よい歯ごたえを残したり、肉や魚をおいしくてやわらかい状態に保つことは特に困難でした。

大切な人にも自信を持ってすすめたい

――他にはどのような点にこだわりましたか?

例えば、高齢者が食べやすい工夫もしています。青菜やピーマン、インゲンなどは一口サイズにカットして、食感を残しつつ、噛む力が弱い方でも噛める程度に柔らかくしています。
また、魚は生臭さを取り除くために前日から漬け込み、骨抜きもしています。

自分の親や大切な人に自信を持って食べて欲しいと思える食事か。もしそれが人生最後の食事だったとしても笑顔で喜んで食べていただけるか。当時から現在までこのような視点を大事にしています。

食事とは、ただ栄養を摂取するだけでなく楽しみのひとつです。単にビジネスとしてではなく、「高齢者が健康で豊かな生活を送るためのサポートをしたい」との思いを込めています。

株式会社セイブ様/食材を検品する様子
<食材を検品する様子>

――食品の安全や介護施設の負担軽減につながる面でのこだわりはいかがですか?

食品の安心・安全に関しても強いこだわりがあり、弊社ではHACCP認証を受けています。HACCP認証は、食品の安全性が一定の基準を満たしたと認められた場合に認証されるものです。
食事を出荷するまでのすべての工程において、食品の安全を確保するための対策をしています。例えば、お届けする食事は事前に細菌検査を実施し、万が一基準を超えた場合はすべて作り直します。

施設のスタッフさんが食事をスムーズに準備できるような工夫もしています。食事は1日分をまとめてお届けするので、迷わないようにパッケージを朝・昼・夕で色分けしたり、「加水〇cc」「冷」などと袋に表示して、どなたでも簡単に食事の準備ができるようにしました。

地元九州の家庭の味で、利用者様に好評を得た

――介護施設の利用者様からの評判はいかがですか?

おかげさまで、ご利用いただく食数は毎年伸びており、これはご満足いただけている結果だと思っています。

お味噌汁は特に好評で、利用者様からはたくさんの喜びの声をいただきました。
お味噌やお醤油は地元の老舗企業から仕入れています。調味料は地域によって味の違いがあるので、できるだけ地元九州の家庭の味に近づけられるようこだわっています。

また、通常の食事のほか、月に2回はイベント食を実施しています。「九州味めぐり」と称して九州各県の名物や郷土料理をご提供した際には、大変ご好評いただきました。

介護施設の負担も大きく軽減できた

株式会社セイブ/介護施設向け食事パッケージ
<スマイルキッチン 小袋のパッケージ>

――スマイルキッチン(介護施設向け給食)は、介護施設が人手不足で困っている現状を受けてスタートしたと伺いましたが、実際に介護施設のスタッフさんの負担は削減されましたか?

施設向けのお食事は、誰でも簡単に湯煎やレンジ、スチームコンベクションなどで調理が可能です。それまでは調理に2~3名が必要だったのが、1名でも対応できるようになり、「職員の負担が大きく軽減できた」とお声をいただいています。
また、省エネ、食品ロスの削減という面でも、施設の負担が軽減されたと聞いています。

これらが評価され、2020年3月には、農林水産省主催の優良外食産業表彰「快適給食サービス部門」にて、農林水産大臣賞を受賞しました。

毎日試食し、改善を繰り返している

 株式会社セイブ/介護施設向け夕食
<スマイルキッチン 昼食の一例>

――事業スタートから10年以上経ちましたが、改善に向けた取り組みは現在もされているのでしょうか?

介護施設向けの食事は、サービス開始時から欠かすことなく毎日4名程度で試食しています。試食は、製造当日と利用者様が召し上がるタイミングで計2回実施し、栄養士と調理師が、味の濃さ、食感、彩り、メニュー構成のバランスなどをチェックします。

試食をして、焼き魚の食感が硬いと感じたときは、魚の大きさや加熱時間を再検討し、全員が自信をもって利用者様に提供できる仕上りになるまで試作を繰り返すようにしています。

試食と改善は2013年の事業スタート時から続いているので、現在は大きな改善点はありませんが、本当にご満足いただける仕上がりになっているのか、皆で意見を出し合い日々改善に努めています。

――スマイルキッチン(介護施設向け給食)での目標はありますか? 

今年の4月からは、噛む力や飲み込む力が弱い利用者様のために、ミキサー食の提供を開始します。

また、提供できるエリアも少し広げる予定です。現在の配達エリアは、福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、山口と6県ですが、宮崎、鹿児島、広島へも提供できるように検討中です。
しかし、エリアの急拡大で味や品質が落ちないように、年輪のようにゆっくりと着実にエリアを広げていきたいと思っています。そして、今まで以上においしくご満足いただける食事を提供したいと考えています。

――会社としての目標はいかがですか?

会社としては、時流適応が大切だと考えています。高齢化が進み、今後はご自宅での介護がさらに増えると見込まれているので、高齢者のご自宅への宅配事業にも力を入れていきたいです。
介護する方、される方のお困りごとを、株式会社セイブが「食」を通してお役にたてるように努めていきます。

また、「三方よし」の精神で、食事を召し上がっていただくお客様、納品させていただく業者様や地域の方々、セイブの従業員、皆が幸せになれる会社を永続して目指すことが一番の目標です。
従業員の皆さんには、自分の仕事に誇りをもって、仕事、プライベートの両方で充実した日々を過ごしていただけるように尽力したいと思っています。

地域にとって「なくてはならない企業」に

株式会社セイブ社長

――最後にメッセージをお願いします。

創業から45年、山あり谷ありでしたが、本当に多くの方に助けていただきながら事業を続けることができました。
私の好きな言葉「積小為大」には、「毎日の小さな努力の積み重ねが大きな成果につながる」という意味があります。一歩ずつ前進し、地域の皆様にとってなくてはならない企業であり続けられるよう、これからも笑顔でがんばっていきます。

本記事に関するお問い合わせは以下よりお願いいたします。

株式会社セイブ
https://www.k-seibu.com/

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