【倉田代表インタビュー】世田谷で“more=もっと”期待を超える介護事業所へ

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株式会社more
【倉田代表インタビュー】世田谷で“more=もっと”期待を超える介護事業所へ【倉田代表インタビュー】世田谷で“more=もっと”期待を超える介護事業所へ

「地元の世田谷で本当にいい会社を作りたい」。そんな思いで株式会社moreは設立されました。現在では、デイサービス・訪問介護・訪問看護の3事業を展開しています。

お話しを伺うと、moreにはたくさんのこだわりがありました。そのこだわりがご利用者様やスタッフの笑顔につながっているといいます。
実際に、取材時にはご利用者様もスタッフのみなさんも素敵な笑顔で迎えてくださいました。

みんなが笑顔でいられる取り組みについて、代表取締役 倉田広志さんにお話しを伺いました。

カフェのような外観のデイサービス

moreデイサービス外観
<デイ・ライフ モア世田谷用賀 外観>

――本当におしゃれなデイサービスですね。

ありがとうございます。よく「介護らしくない」「カフェっぽい」などと言われますが、狙ったわけではなく「結果的にそうなった」に近いかもしれないですね。

自分や自分の家族が使う場所って考えたら、外観や内観も大事だと思うんです。
たとえばですが、ご利用者様が生活される空間に、スタッフ用の掲示板やホワイトボードは置かないようにしています。自分の家では考えられないですもんね。

ご利用者様の生活の場を追求していったら、介護らしくなくなったというのがあると思います。

1つの建物にデイサービスが3つある?

moreデイサービス内観
<デイ・ホーム モア世田谷瀬田>

――デイサービスは珍しいつくりになっているそうですね。

最初に立ち上げたのが宿泊付きのデイサービス(*)だったんです。moreを作る前に施設系の会社で働いていた経験があったので、これから施設への入居を考えるような方々も利用できる宿泊付きのデイにしたいという思いがありました。

それから8カ月後には同敷地内に別コンセプトのサービスを開始し、現在のデイ・ホーム モア世田谷瀬田は空間が3つに分かれています。建物はひとつですがそれぞれ異なった空間とサービスを提供しているんですよ。
これは都内でも弊社くらいなのではないかと思います。

moreデイサービス内観
<デイ・ホーム モア世田谷瀬田>

宿泊できるデイサービス、日中に畑の活動ができるデイサービス、おしゃべりが好きな人のためにカフェをコンセプトにしたデイサービスです。
日中に畑の活動をして、そのまま宿泊できるデイサービスを利用する方もいらっしゃいます。

ご利用者様の介護度はそれぞれ違いますし、3つの中から好きなコンセプトのデイサービスを選んでいただけます。地域に新しい選択肢を作ることはmoreのテーマですしね。

moreではコンセプトをしっかり練り込んでからデイサービスを作るんですよ。同じ世田谷区でも地域性がありますし、ニーズや物件の特性も考えます。
デイサービスは通常は3カ月くらいあれば作れるんですけど、moreではコンセプトの練り込みだけで6カ月以上かけています。

「期待を超える何か」を提供したい

――moreの企業理念とコンセプトには、どちらにも「感動」という言葉が含まれていました。この「感動」にはどんな思いが込められているのでしょうか?

社名のmoreには「もっと」という意味があります。要は「期待を超える何か」です。それを提供できたとか、受け取ったときには感動が生まれますよね。

どういう事業所やスタッフがサービスを提供しているのかは、ご利用者様の人生を大きく変えてもおかしくないことだと思っていて。
ただ施すためだけの介護サービスを提供していても、その人たちの人生って輝かないですし、感動もないですよね。 

僕らが関わる以上は、期待以上のサービスを提供していきたいと考えています。

在宅生活を軽度から看取りまで

――デイサービス以外のサービスもあるんですね。

moreではデイサービスのほかにも訪問介護と訪問看護があるので、軽度の方から重度の方までの在宅生活に対応できます。医師との連携で看取りまで対応が可能です。

ご利用者様からすると、介護が必要になったと相談してから、ある意味その時を迎えるまでを一貫してmoreに任せられるというメリットがあるんです。

施設への入居が必要になった方には、グループ会社のmore possibilityで施設のご紹介ができます。
ご利用者様からは「施設もやってほしい」という声が本当によくあるんですけど、施設を開設するのは簡単じゃない。そう考えたときに、じゃあ僕たちができることってなんだろうと始めたのが、施設の紹介です。

一般的な施設の紹介業と違い、基本的にはmoreをご利用いただいている方々がお困りのときにご紹介するかたちです。
長くその方とお付き合いしてきているので、その方にはどういう施設が合うのかがわかります。経験豊富なケアアドバイザーが、施設のご提案から見学等、自分の家族のように一緒に施設探しをしています。

他にはないmoreのこだわり

moreデイサービス畑
<デイ・ホーム モア世田谷瀬田で収穫体験できる畑>

――たくさんあってご紹介しきれないですが、moreにはたくさんのこだわりポイントがありますよね。

そうですね。たとえば、デイ・ホーム モア世田谷瀬田では真横に畑があって収穫体験ができます。
畑のオーナーさんに交渉して利用させていただいています。作るところからって考えると楽しいことばかりじゃないので、オーナーさんが作ったものを収穫させていただくようなかたちです。

世田谷はもともと農家だった方も多いので、土いじりは僕らが教わるようなケースもありますね。

あと、お風呂は一人ひとりお湯を抜いて洗っています。それから、新しいお湯を入れなおしていますが、個浴でこれをやっているデイサービスはほぼないと思います。
他人が入った個浴の浴槽には入りたくないですもんね。スタッフが必ず毎回やってくれています。

――デイサービスの目の前にあったコンパクトな車両は送迎車ですか? 

効率を考えると送迎には大きな車両を利用する事業所が多いと思うんですけど、10人以上が乗れるので最後の方は1時間以上ドライブすることになるんですよね。すごく疲れるし、車酔いされる方もいます。 

だから、コンパクトな車両を複数台用意して頻回にピストンさせることで、ご利用者様の負担を減らすようにしています。
また、車両には『デイサービス(高齢者・介護の送迎)』の表記を入れていません。気持ちよくサービスをご利用いただくために、大きな社名などが入っていない乗用車でお迎えに行かせていただいています。

moreデイサービス外観
<デイ・ライフ モア世田谷用賀 外観>

――訪問介護では、ご利用者様の依頼に応えやすいそうですが。

一般的な訪問介護事業者さんでは、管理者とサービス提供責任者は正社員で、それ以外は登録パートさんの事業所が多いかと思います。
でもmoreの訪問介護事業所は、10割近くが正社員の介護スタッフなんですよね。なので、依頼があったらすぐにお応えができるというメリットがあるんです。

また、正社員は勤務時間が決まっていることから直行直帰が少なくなります。すると、事務所などでの情報交換が緊密になり、提供するサービスの品質も自然と高まっていきます。

ご利用者様とスタッフの「やりたい」をかたちにできる

――more actionという取り組みについて教えてください。

社内だけで閲覧できる投稿サイトみたいなものがあって、そこでは「ご利用者のA様からの声に対して、こういうことをやってみた」みたいな書き込みや閲覧ができるようになっているんです。

たとえば、新卒のスタッフがカレンダー作りをした話があります。 
あるご利用者様の「いつデイサービスに行くのかわからない」という声から、デイに行く曜日、時間などがわかるように卓上カレンダーを作成しました。

ご利用者様はデイサービスが気に入っているから来たいけれども、来る日が記憶できない。それなら、その術を一緒に考えましょうと。
その日のうちに材料を揃えて一緒に作り、持ち帰っていただきました。

カレンダーを作っている間はスタッフとご利用者様が 1対1になるけれど、一緒に働く仲間がサポートして応援してくれる環境です。

投稿サイトを作ったのは、こういうことやってオッケーなんだよ、というのをスタッフみんなに知ってもらいたかったからなんですよ。実際に毎月20件ぐらいは書き込みがありますね。

スタッフの笑顔がご利用者様の笑顔に

more倉田代表
<倉田代表>

――スタッフのみなさんはやりがいを持って働いていらっしゃるんですね。moreではスタッフも大事にされている印象です。

当然なんですけど、やっぱりスタッフが安心して長く働ける環境を作りたい、という気持ちが強いんです。福利厚生や研修を充実させているのも環境づくりのひとつですね。
福利厚生はスタッフの声を聞いたりしながら増やしていったら、いっぱいになっちゃいました(笑)。

スタッフの働く環境が、ご利用者様へのサービスにも直結します。スタッフが笑っていなければ、ご利用者様も笑顔になれないですよね。
じゃあスタッフを笑顔にできるのは誰なのって言ったら、経営者である僕ですから。

ご利用者様やスタッフの声を聞きながら、時代のちょっと先を見ながらやっていく。これは、これからもずっと大事なんじゃないかなと思っています。

* 「デイ・ホーム モア世田谷瀬田」は、東京都の定める指定通所介護事業所等で提供する宿泊サービス基準を満たし届出、公表されている事業所です。

本記事に関するお問い合わせは以下よりお願いいたします。

株式会社more
https://more-g.co.jp/

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