暖かく過ごしやすい春も、花粉症の人にとっては地獄の季節……。
それはヘルパーにとっても同様でした。
気温が上がり、次第に春めいてきました。
暖かくなるにつれ、訪問介護の利用者さんから「衣替えを手伝って」「こたつ布団を圧縮するから一緒にやって」などと頼まれることが増えました。
冷えに弱い高齢者にとって、春はありがたい季節。痛む関節にカイロを貼ったりサポーターを巻いたりする必要がなくなり、重ね着などの防寒対策もしなくてよくなるからです。
暖かいと外出しやすく、散歩によって運動機能が上がるなど、うれしいことが満載の季節といえます。
しかし、春は花粉症の季節……。私も花粉症なので、ヒノキ花粉が飛散し出してから6月くらいまでは、花粉症の症状に悩まされます。
目がグシュッと潤んで視界が悪くなり、もともと目が悪いのにさらに悪くなります。そして、鼻水・くしゃみが止まらなくなるなど、花粉の時期が終わるまでは毎日ずっとこの調子です。
市販薬で症状を緩和させるのですが、副作用で眠くなるからか、集中力を欠いて仕事に支障が出てしまいます。
例えば、利用者さん宅の玄関先でつまずいたり、買い物介助で頼まれたものを1つ忘れたり、お風呂で間違えてシャワーを出してしまい、頭からお湯をかぶってしまったり……。
情けない話ですが、利用者さんにも「大丈夫?」「最近変よ?」と心配されてしまいます。
しかし、「花粉のせいなので大丈夫ですよ」と伝えても、「花粉?ほんとに飛んでるのね」と、なかなか実感してもらえません。
というのも、高齢になるとアレルギー反応が弱まることが多く、花粉症の症状が出にくいようです。
早く花粉の季節が終わって欲しいと願いながら、今日も抗アレルギー薬を飲んで出勤します。
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