介護の仕事は体力勝負。介護職は何歳まで働くことができるのでしょうか?
実際、65歳を超えたベテランさんでも若者顔負けで働いているようです。
私の働く病棟の介護スタッフは、ベテランが過半数を占めています。65歳で定年になったあとも、パートとして働き続ける人が多いんです。
ベテランの方々は私よりだいぶ年上なのにずっと元気。やるべきことはきっちりと、でも適度に手を抜きつつ(笑)、テキパキと働いています。
患者さんたちからの信頼もバツグンです。
私はモップを片手にお部屋を回り、掃除しつつ患者さんとお話しするのが好きなのですが、のんびりやっているからか先輩方がよく手伝いにきてくれます。
手際が良く私の倍の速さでモップがけを終わらせ、しかも私がやるよりキレイに……。さらには「時間があれば掃除しててエライね」と褒めてくれるというオマケ付き(笑)。
「コツは、人の動きでゴミが端に寄るからベッド下と部屋の隅を丁寧にやることよ」と教えてくれますが、コツがわかってもやっぱり倍の時間がかかってしまうので不思議です……。
車椅子への移乗も上手で、数人の患者さんがいつの間にか車椅子に座っていることも。
慣れない介護職員は腰を痛めてしまいがちですが、移乗は力よりも体の使い方。ベテランは65歳を過ぎていてもサッと終わらせてしまいます。
介護職員が信頼されていれば患者さんたちも余計な力を入れずに協力してくれるので、信頼関係は大事だなぁと思います。
パートになると夜勤は免除されるのですが、希望で夜勤に入るベテランさん。夜勤明けの公休と希望休を組み合わせてプチ旅行に行くようなツワモノも(笑)。皆さん、元気に楽しんでいます。
元気なら何歳になっても働ける介護職。自分がその年齢になったときに同じように働ける気はしませんが……私もいつまでも元気に働きたいものです。
漫画・コラム:きやゆか
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