「デイサービスの職員に叱られてしまった」という訪問介護の利用者さん。
天気も体調もいい日はデイサービスまで歩くほど元気ですが、それが叱られた原因になったそう。どんなトラブルがあったのでしょうか?
私が担当する訪問介護の女性利用者さんは一人暮らし。デイサービスに週2回通っていて、天気も体調もいい日は歩いて通所しています。もちろんデイサービスに前もって電話をしてからです。
ある日、利用者さんの元気がなかったので話を聞くと、「デイの職員さんに注意されちゃった」と少ししょんぼり。原因は利用者さんが一時行方不明になったからだそうです。
朝、デイサービスに「天気がいいから歩いてきます」と電話をしてから家を出た利用者さん。しかし途中で懐かしい友人に出会い、時間を忘れて話し込んでしまったそうです。
その結果……迷子かもとデイの職員さんに捜索されてしまったとのことでした。
その利用者さんは、足腰の調子が良ければデイサービスに歩いて行けるような元気な方。デイの職員さんにとってもその利用者さんは「大丈夫だろう」と認識されていたのでしょう。
その事件後は、「歩いてデイに行く」と電話で伝えると「寄り道しないでくださいね!」とやさしく念を押されるようになってしまったんだとか。
その利用者さんにとってはちょっとお節介なことかもしれませんが、ケアするスタッフ側からすれば利用者不在は一大事。
健康維持のために歩くことはとても素晴らしいのでぜひ続けていただきたいのですが、介護士たちは常に心配しています。そのことを忘れないでいて欲しいですね。
漫画・コラム:藤木 なみき
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