几帳面な患者さんにタジタジ!“ある業務”に介護職が二の足を踏む理由とは?【漫画】

介護職には日々いろいろな業務がありますが、そのひとつがお部屋掃除。
でも几帳面な患者さんのお部屋はちょっと緊張……。

「そこまだ拭いてないよ!」

患者さんのお部屋は、大部屋と個室を合わせて20室くらいあります。職員が多ければ毎日の掃除はすぐに終わるのですが、一人でやるとなかなかの大仕事。

女性病棟は特に髪の毛がすごくて、午前中に掃除を終えても午後には廊下の隅にホコリと毛がたまっていることもしばしばです。人の流れで隅に集まってしまうんですよね。
手が空けばモップを持って病棟中をウロウロしています。

すごくキレイ好きな患者さんのお部屋には、掃除に行くときにちょっと緊張……。そのたびに気合いを入れないといけません。

その方は棚の上に日用品の他に折り紙や編み物の作品を並べているのですが、位置をずらされるのをとても嫌がります。しかたなく触れないように拭いたり掃いたり。

それを見た患者さんは、荷物を抱えて「ここも拭いて」「こっちも掃いて」と細かく指示。
ちゃんとキレイになっているところも自分で言わないと気が済まないようで、結局いつも2回掃除することになります。

大変ですが、言われたとおりに掃除を済ませると、すごく嬉しそうな顔でお礼を言ってくれます。患者さん自身、きっといつも身の回りを整頓して綺麗に過ごされてきたんでしょうね。

私も見習いたいところですが、仕事ではともかく家ではまだまだ行き届かず……毎回反省しているのでした。

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漫画・コラム:きやゆか

介護福祉士
精神科病院に勤務する介護士。看護補助として働く。自己研鑽の院内研修を終了し、その後介護福祉士を取得。勤続10年を迎えてベテラン域に入り、責任のある立場に押し上げられ新人指導にもあたるが苦戦する毎日。家では夫と2人の息子、犬の世話に追われ、合間にイラストや漫画を作成する毎日を送る。

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