夏の楽しみのひとつである夏祭りや盆踊り。ある病院でも盆踊りの練習に余念がありません。
でも盆踊りを教えられるベテラン職員がいないと……。
ここ数年は新型コロナウイルスの影響で病院全体の行事は中止となっていますが、毎年この時期には夏祭りがあります。
患者さんも楽しみにしている行事のひとつです。
日中は暑いのでスタートは夕方から。外でお弁当や屋台のかき氷などを食べて、みんなで盆踊りをします。そして最後には打ち上げ花火。
普段の生活ではできないことばかりなので、患者さんたちはとても喜んでくれるんです。
患者さんの気分を盛り上げつつ体を動かせるので、夏祭りの1カ月ほど前から盆踊りの練習を始めます。真剣にやるとけっこうな運動量なので毎日少しずつ。
毎年やっていても私はなかなか覚えられず、頼りになるのがベテラン職員です。振付けがわかる職員は何人もいないので、ときには踊れる職員が一人もいないという日も。
でも実はしっかり踊れる患者さんたちの方が多くて、毎回私は患者さんたちに厳しい指導を受けています(笑)。
日本舞踊を習っていたという患者さんもいて、とても綺麗に踊ってくれます。上手に踊れなくても他のリハビリ体操より楽しんでくれているようで、リクエストで午後の2時間ほどみっちりやることも。
患者さんは喜んでくれますが、慣れていないせいか私は汗びっしょりになってがんばっています。
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