「今夜は落ち着いてるね」と言うと急に忙しくなる、夜勤で一緒になると忙しくなる職員がいるなど、ジンクスのある介護職や看護職もいるのではないでしょうか。
ある介護士には「今夜危なそう…」という場面でジンクスがあるそうです。
普段はあまり気にしていないのですが、よくよく考えるとジンクスというものはあるようで……。
「今日は何もなくて暇だね~」なんて話をしていると急患や急変でバタバタしたりということもありますが、逆にほっと安心するようなことも。
誤嚥性肺炎や蜂窩織炎(ほうかしきえん)、悪性症候群などなど、患者さんは急に高熱を出すことがあり、ご高齢の方も多いので熱が高くなるだけでも目が離せません。
朝のバイタル測定では問題なかったのに、夕方には意識がもうろうとするほど熱が上がってしまうこともあるんです。
夜勤で出勤するとそんな場面に遭遇することも。当直の医師は1人、看護師と看護補助が1人ずつ……さすがに付きっきりというわけにはいきません。
ステーション前の個室に移動してもらって酸素や輸液をしつつ、巡視を増やして心電図モニターでも観察。
そんな中でのジンクスが“準備しておくと必要なくなる”というもの。
いざというときのための新品の浴衣やタオル、エンゼルセットなど……不謹慎かもしれませんが必要なものをそろえて死後処置の手順を再確認。
でもそんなときに限って、朝になれば患者さんはけろっとして「お腹空いた~」などと笑わせてくれます。
こんなジンクスなら大歓迎。物品の片付けも鼻歌交じりになります。
漫画・コラム:きやゆか
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