コロナ渦だった当時、息子はくも膜下出血で緊急入院した母親となかなか会えずにいました。面会できることになったのは約2か月後のことです。
ようやく顔を合わせることができましたが、母親の変貌ぶりにショックを受けてしまいます。
母が入院したときはコロナ禍でした。しばらくは面会できない状態が続いていましたが、ようやく面会できることに。
とはいっても、病室での対面ではなくタブレットを使ってのリモート面会です。
面会できるのは一家族につき代表一人だけで、持ち時間が15分というルールもありました。
自宅からの面会も可能でしたが、ちょうどオムツなどを持っていくタイミングだったこともあり、初回は病院の特設スペースからつないでもらいました。
母と顔を合わせるのは2か月ぶり。しかしに以前とは別人のようでした。
自分が倒れて病院に入院していることも僕のことも分かっておらず、入院した理由を説明しても理解できていない様子です。
5分ももたず母は錯乱状態になってしまいました。叫びながら暴れまわるので、看護師さんの提案でいったんリモート面会を切ることに。
もう一度面会を再開するかと尋ねられましたが、正直ショックな気持ちもあり、その日の面会は終了しました。
母はくも膜下出血で脳の手術をしています。担当医からは高次機能障害や半身不随などの後遺症が出ると説明を受けていたので、記憶の部分に支障が出ると分かってはいましたが……想像以上でした。
その日、担当医から母が車椅子に移動する様子の動画を見せてもらいましたが、移乗ボードに三人がかりでようやく乗せられる状態。
母の診断書には、高次機能障害、半身不随、さらに統合失調症が追加されており、また頭がショートしそうになりました。
漫画・コラム:やまデザイン
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