ご家族がスマホやWi-Fiなどをうまく準備できないケースを想定し、施設の1階ロビーや玄関などで行う方法も紹介している。【Joint編集部】
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、介護施設などに利用者と親族らの面会を当面のあいだ見送るよう求めている厚生労働省は15日、ビデオ通話によるオンライン面会の事例集を公表した。
共有スペースの一画や個室などで、職員が利用者をサポートしながら実施する方法を例示。施設や職員の端末を使うことを選択肢としてあげつつ、ICTの導入にかかる経費を補助する支援事業も紹介している。
親族らに1階ロビーまで来てもらう方法については、「施設内への感染経路を断つという趣旨に反しない範囲で」としている。
厚労省はこの事例集を介護保険最新情報のVol.834に掲載。現場の関係者に活用するよう呼びかけている。
政府は既に緊急事態宣言を39県で解除しているが、介護施設での面会制限は今後もしばらく続くことになる。
厚労省は今回の介護保険最新情報で、「こうした事態下ではオンライン面会が望ましい」との認識を改めて示した。特養の経営者らでつくる全国老人福祉施設協議会も、利用者らの心情に配慮しつつ対面での面会を引き続きなるべく控えるよう促している。
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