新型コロナウイルスの感染拡大による影響を踏まえ、佐賀県は医療職・介護職へ独自の追加支援金を出す方針を固めた。【Joint編集部】
医師や看護師、薬剤師、介護・福祉施設の職員、保育士などに対し、1人あたり一律で6万円を支給する。対象者は約7万9000人にのぼる見通し。
8日に明らかにした今年度の補正予算案に、およそ55億円の財源を盛り込んだ。国の交付金に基づく「慰労金」とは別に、都道府県が独自に一律の追加支援金を配るのは異例。
「感染症に対応する現場で頑張っている皆様に改めてエールを送りたい」。
佐賀県の山口祥義知事は会見でそう説明。「いつも利用者などと接触があり、感染リスクも避けられないご負担の中で皆様は頑張っておられる。もう1回報いたい」と述べた。6万円という金額については、「財政運営上、ここまでならなんとか可能という数字」と説明した。
佐賀県は感染者に直接対応する医療職らへの追加支援金を加算する案も検討中。感染者を受け入れる病院などに対する独自の補助も行う計画だ。
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