高齢者の新型コロナウイルスワクチンの接種について、河野太郎担当相は19日の会見でまずはトライアルから始めると表明した。大きな混乱が生じるのを避けるため、最初は少数から慎重にスタートを切るという。【北村俊輔】
河野担当相は、「高齢者は約3600万人。医療従事者に比べ桁違いに多い。各自治体の協力が必要になる」と説明。「まずテスト的に限られた数のワクチンを配り、配送やシステムなど段取りを丁寧に確認したい」との意向を示した。トライアルの規模はワクチンの確保数など状況によって変わるとした。
開始時期については、「予定通り4月から初めたい」と述べた。ただその後のスケジュールを問われると、「ワクチン数の制約もある。1つ1つ確認しながら進めたい」「いきなり一気にバンっとやって転ばないように、これから自治体と相談したい」などと明言を避けた。
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