老老介護や仕事と介護の両立、遠距離介護、ヤングケアラー…。要介護の高齢者がいる世帯の課題の多様化・複雑化が顕著になっているなか、厚生労働省は家族介護者への支援について学ぶ研修カリキュラムを新たに策定した。【Joint編集部】
地域包括支援センターの職員らを対象としたもので、家族介護者の「つどいの場」の立ち上げ・運営マニュアルと併せて公表した。
5日、全国の自治体や現場の関係者に向けて通知を発出。介護保険最新情報のVol.1154で広く周知している。
「高齢者が住み慣れた地域で安心した暮らしを続けていくためには、介護を必要とする本人のみならず、家族介護者を含めて社会全体で支えていくことが重要」。厚労省は通知で改めてそう呼びかけた。
新たな研修マニュアルは、多様な世代の家族介護者を支えるための関係機関ネットワークの強化などにウエイトを置いたもの。「つどいの場」の立ち上げ・運営マニュアルには、その基本的な視点や適切な運営のプロセス、ノウハウ、ポイントなどが分かりやすくまとめられている。
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