7月はいろんな場所で七夕イベントが開催されますね。ある介護士が働く病院も、七夕が近づくと準備が始まります。天の川の壁面飾りを作ったり、一人ひとりが短冊に願いを込めたり。
介護士も短冊に願いを書いてみたところ、思わず本音が……?
7月7日は七夕ですね(8月に開催する地域もあるようです)。
この時期は、さまざまな介護施設などで七夕のレクリエーションが開催されます。
私が働く精神科病棟も同様で、七夕が近くなると患者さんと職員が一緒に壁の飾り付けをするのが通例です。
作業療法も兼ねていますし、他のイベントと違って自分たちで飾りや短冊を作るのでとても喜ばれます。
まず作るのは天の川の壁面飾り。黒っぽい模造紙に、折り紙をちぎっては貼り付け、ちぎっては貼り付け……を繰り返します。
楽しめるだけでなく、指先を使うのでリハビリになるといったメリットも。
中には貼ることが難しい患者さんもいますが、折り紙を破るだけならほとんどの患者さんができますし、職員も一緒に破いてストレス解消です(笑)。
ほぼ全員が関われるので、他の作品とは出来上がったときの喜ばれ方が違いますね。
春は桜吹雪、夏は花火など、題材を変えれば一年中できるのでおススメです。
天の川の壁紙ができたら、願い事を書いてもらった短冊も壁に貼っていきます。
以前は笹の葉にぶら下げていたのですが、けっこう場所をとってしまい邪魔者扱いに。それに、壁に貼る方が全員分を綺麗に飾れるんです。
ちょっと味気ない気もしますが、願い事がはっきり見えて患者さんには好評です。
患者さんの願い事を見ると、なぜか食べたいメニューを書いている人が多く……麺類の人気っぷりがわかります(笑)。
それから多いのが、「長生きできますように」「元気になりますように」。
「みんなが元気で長生きできるように、もっと楽しいイベントを考えようね!」と張り切る職員たちなのでした。
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