病院や介護施設では、その人の嚥下状態によって食事形態が変わります。
最近ミキサー食になったという患者さん。介護士は料理について質問攻めされてしまったそう。
患者さん用の食事形態は、その方の状態に合わせて変えています。私の職場では、常食→粗キザミ食→キザミ食→ミキサー食と細かくなっていって、嚥下状態など確認しながら変更しています。
キザミ食までは細かさが違うだけなので献立はまぁまぁわかりやすいのですが、ミキサー食になるとメニューを当てるのが困難に。
最近ミキサー食になったハルさん。見た目ではメニューがよくわからず、いつも職員に尋ねています。
メインは献立を見ればわかりますが、副菜になると色だけでは区別がつかないこともあり、困ってしまうことも。
はっきりわからないときは、クイズのように「ちょっと召し上がって当ててみてください」と、味わってもらっている間に常食の食事を見に行って確認したり。
ただミキサー食は水分を足してミキサーにかけているので、味も薄まっていてわかりにくいようです。
「味が薄いしあんまりおいしくないね~」と言いながらも毎回完食してくれるハルさん。食事は栄養を摂るだけでなく、見た目などでも楽しんで食べてもらうのが大切だと思います。
早く食事形態をアップできるよう、しっかりたくさん食べて体調を戻してほしいですね。
漫画・コラム:きやゆか
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