父の葬儀を無事終えるも…父が亡くなったことを母に伝えるべき…?[介護漫画]

白血病を患っていた父親は、息子に見守られながら76歳の人生に幕を下ろしました。
そして数日後、葬儀はつつがなく進行しますが、気がかりなのは母親のこと。母親は父親が亡くなったことをまだ知りません。

前回を読む

「オカンにどう伝えたらえんやろ…」

父の葬儀は近親者数人のみで執り行うこととなり、少人数での葬式になりました。当時はコロナ禍だったので、全員がマスクを着用した静かな式です。
お世話になったケアマネジャーさんもわざわざご挨拶に来ていただきました。

式は滞りなく終わり、親戚とともに木棺を霊柩車に運んでから火葬場へと向かいました。そして午後には父の納骨を済ませ、小さくなった父を家に連れて帰りました。

これでひとつの大きな出来事が終わりを迎えましたが、式の間も気がかりだったのが、父が亡くなった事実をどう母に伝えるかです。

倒れる前の母であれば、式に参列できなかったことをとても残念がったと思います。でも、母はくも膜下出血によって高次脳機能障害が出ている状態でした。

記憶中枢に後遺症があるので、父が亡くなったことを理解できるのか。理解できたとしても、ショックを受けて精神的に悪影響になるのではないか……。

これは母に言うべきなのか? それとも知らせないままのほうがいいのか? これにはかなり悩むことになりました。

前回を読む

第1話から読む

この記事をシェアする

漫画・コラム:やまデザイン

イラストレーター・デザイナー
WEB系デザイナーとして地元企業に正社員勤務していたが、父と母の両親2人の介護のため、ボーナス支給直前にやむなく介護離職(涙)。現在、WEB系漫画・イラスト・デザイン関係の3本柱でフリーランスとして田舎で奮闘中。

ハートページナビは、介護保険・介護サービス事業者情報誌「ハートページ」のWebサイトです。
ハートページ誌は、全国約70市区・約100万部を発行する業界最大級の介護情報誌。20年を超える歴史(2001年創刊)、カバーするエリアの広さ、発行部数、各自治体や連絡協議会と連携し制作された信頼性の高さで、介護に関わるみなさまより高い評価を得ています。
ハートページナビでは、介護情報を専門に扱うサイトとして、介護に関わる皆さまに必要な情報、役立つ情報などを掲載しています。

おすすめコンテンツ

メニューを閉じる