母は病院の3カ月ルールで転院することに…会話のキャッチボールは未だできず[介護漫画]

病院を3カ月で退院しなければならにという“3カ月ルール”により、母親はくも膜下出血で緊急入院していた病院から転院することになりました。
久々の対面でしたが、未だに症状の改善は見られません……。

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リハビリ病院への転院

父の葬儀が終わり落ち着く間もないまま、母が転院しなければいけない日が近づいていました。入院は3カ月しかできず、別の病院に転院する必要があったためです。

転院先の候補は3つありました。

①自宅から一番近く、設備も問題ないけれど入れるかは未定
②大きく有名だけど、3カ月で半身不随のリハビリに効果がなければ強制退院させられる
③家から遠く、設備的にもランクは落ちるが病床には空きがある

複数の病院への同時申請はできません。
まずは一番目の候補だった①に申請していましたが、病床が足りずに転院が許可されなかったらどうしよう……と、内心は不安でした。

しかし幸運なことに病床に空きがあり、転院許可の通知が届いたときは胸を撫でおろしました。

転院当日に母と対面できたのはわずかでしたが嬉しい時間でした。直接話せたのは数カ月ぶりです。

母は状況が理解できていないのか、薬の副作用なのか、少しもうろうとしていました。
くも膜下出血で倒れたので仕方ありませんが、ハキハキとおしゃべりな母の面影はありません。

会話のキャッチボールができないことが、こんなに大変だとは思いませんでした。

この段階で父が亡くなったことを話しても、おそらく理解してもらうのは困難です。このときはまだ母には話せませんでした。

残念ながら会話は嚙み合いませんでしたが、直接顔を見て話せたことが重要です。これまでの絶望的な状況から少し希望が見えた気がしました。

すべての不安が払拭されたわけではないですが、介護する側の僕はまだ母の容体が回復する希望を捨てていませんでした。

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漫画・コラム:やまデザイン

イラストレーター・デザイナー
WEB系デザイナーとして地元企業に正社員勤務していたが、父と母の両親2人の介護のため、ボーナス支給直前にやむなく介護離職(涙)。現在、WEB系漫画・イラスト・デザイン関係の3本柱でフリーランスとして田舎で奮闘中。

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