使ったのに増えてる…?高齢者が気付いたスマホ決済の違和感【介護漫画】

レジでの支払いのとき、現金だと財布からお札や小銭を出す必要があります。でもスマホ決済ならそんな手間もありません。
1カ月程前からスマホ決済を利用し始めた高齢者。しかしある違和感に気付きます。

「支払いはスマホで!」

近ごろはレジでの支払い方法が多様になり、高齢者も電子決済を利用するようになりました。高齢者はレジで小銭を出すときに時間がかかることも多いのですが、電子決済ならそんな悩みも解決できます。

車椅子で生活されている訪問介護の利用者さん。買い物が大好きなので、支払いがスムーズになるという理由から娘さんにバーコード決済を教えてもらっていました。

最初は「スマホを使うのもやっとだったのに……」とボヤいていましたが、1カ月経ったころの買い物同行ではすでに使いこなしている様子でした。

しかし買い物が終わると、「おかしいわ。お金を使ったらこの数字が増えていくのよ。利子じゃないわよね……?」と不安そうです。見せていただいたアプリの決済画面には、特に問題は見当たりません。

どこが増えているのか尋ねると、「ここよ」と指したのはたまったポイントが表示されている箇所。利用者さんは、支払金額に応じてポイントが付与されるシステムを知らなかったようです。

ポイントは決済のたびにたまること、1ポイントは1円として利用できることをお伝えしましたが、どうやら腑に落ちない様子です。
しかし、しばらくすると「ありがとう。知らなかったわ!」と、お得な仕組みだとわかっていただけました。

翌週の買い物同行の際には、レジで「ポイントを使いたいんですが」と、お得な買い物を楽しんでいらっしゃいました。

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漫画・コラム:藤木 なみき

介護福祉士、福祉住環境コーディネーター2級、認知症介護実践者研修修了、介護予防運動指導員、ビューティータッチセラピスト
2003年より出産・育児をしながら介護職員として働く。訪問介護、デイサービス、デイケア、グループホーム、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅など、これまで多数の居宅サービス、施設サービスを経験。現在はホームヘルパーとして働きながら、さまざまな職場での実体験をもとに介護関連のイラストや漫画を作成する。

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