感染症や自然災害の発生を想定した業務継続計画(BCP)の策定について、厚生労働省は2月26日、介護施設・事業所にノウハウを伝える研修動画を公表した。【Joint編集部】
研修動画は施設長や管理者、担当職員などをターゲットに据えたもの。入所系、訪問系、通所系などサービス種類ごとに、策定のポイントや留意点などを詳しく学ぶことができる。なぜBCPを作るのか、といった“いろは”から始まる構成で分かりやすい。
YouTubeにアーカイブされているのでシェアも簡単。スマホ1つでいつでも、どこにいても勉強できる。
厚労省は全国の自治体へ通知を出して伝えた。介護保険最新情報のVol.926で、現場の関係者にも幅広く周知している。
BCPの策定は、新年度の介護報酬改定で全てのサービスに義務付けられる。新型コロナウイルスの流行や自然災害の激甚化など、近年の環境の変化が見直しの契機となった。
厚労省は一定の準備が必要になることを踏まえ、3年の経過措置期間を設定。2024年度から完全に義務化するスケジュールを決定している。昨年末にはBCP策定ガイドラインを公開。感染症と自然災害、それぞれのBCPのひな形も提示し、現場に活用を呼びかけていた。
今回の研修動画は、ガイドラインの要旨などをより具体的に解説する内容。どのサービスも全て見終えるには、概ね1時間30分から40分ほどの時間を要する。
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