感染症対策を専門家から学ぼう! 厚労省、実地研修の募集を開始

介護保険最新情報Vol.967

厚生労働省は21日、新型コロナウイルス対策の専門家による実地研修を受ける介護施設・事業所の1次募集を開始した。介護保険最新情報のVol.967で周知している。【鈴木啓純】

実地研修は無料。募集期間は来月14日までだが、受け付け上限に達した時点で締め切りになるという。上限は100事業所程度。今回はあくまで1次募集という位置付けで、6月下旬にも2次募集が行われる予定。

「標準的な感染予防策と発生時の備えを職員が理解・実施できるよう、事業所の個別性を踏まえて指導や助言を行う」。

厚労省は実地研修の内容をそう説明。「可能な限り事業所の所在する都道府県の専門家を派遣し、医療と介護の連携に向けた"顔の見える関係"の構築を目指す」との考えも示している。

事業所の応募条件は、「介護保険サービス従事者向けの感染対策に関する研修」の職員向けプログラムを、管理者か教育担当者が全て受講していること。このプログラムは専用サイトからサインアップすればオンラインで受けられる。

実地研修は、

  • 事業所の感染症対策の状況に関する助言
  • ゾーニングを含む感染疑いが生じた際の対応
  • 個人防護具の着脱方法
  • 事業所のニーズに応じた助言

などの内容。原則として13時30分から17時30分まで、最大4時間とされている。

応募はこちらのフォームから。必ず第1希望から第5希望までの受講日を記入する必要がある。応募の結果について、厚労省は1週間から2週間を目安に事業所へ通知するとした。

提供元:介護のニュースサイトJoint

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