介護職にとって欠かせない、人とのコミュニケーション。人見知りであっても利用者さんや患者さんと会話をしないワケにはいきません。
介護士が実践する会話術とは? ちょっとしたテクニックで会話が続きやすくなりますよ!
介護職は人対人の仕事。なのでコミュニケーションは特に大切にしています。
精神科では患者さんの話を聞くことも治療の一環です。普段からコミュニケーションをとり、些細な変化にも気付けるようにしなければなりません。
仕事なので誰とでも話をしていますが、私は実は人見知りです。話しかけるのは苦手、話題を見つけるのも一苦労。
自分から話してくれる話し好きの患者さんだと心配はないのですが……昔気質の無口な高齢の方などだと、会話もなく黙々と介助することになりかねません。
身体介助は世間話でもしながらささっと終わらせないと、患者さんが恥ずかしく感じたりしないかと不安になってしまいます。ご本人は気にしていないかもしれませんが……。
そんなときは、月並みですがお天気や出身地の話などします。
たまたま猫の鳴き声が聞こえれば猫の話、消防車が通れば火事の話。大事なのは内容ではなく会話することなので、とっかかりは何でもいいんです。
でもポイントは、自分のことを話してから相手のことを尋ねること。「そうだね~」で話を終わらせないようにするのが私の会話術です。
相手のことを尋ねるといっても、プライベートには踏み込まないよう配慮します。
でも「あなたのことを知りたいんですよ」といった感じでお聞きすると、けっこういろいろ教えてくれるんです。
「私は、私は」と何でも自分の話に持っていく人や、相手のことを根掘り葉掘り聞く人とは話をしてもつまらないんじゃないかな、と思います。
楽しく、そして相手にも楽しんでもらえるような会話をするように心がけています。
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