ある訪問介護の利用者さんはいつも明るく元気。それには理由があったようです。
ヘルパーが知った高齢者の若々しさの秘訣とは?
女性はいつまでたっても若々しさを保ちたいものです。例えば、お肌を若々しく保つためにちょっと高い化粧水を使う、より美しく見えるよう高級な化粧品を買う。
実はこれって高齢女性たちもやっていることなんです。
昔は化粧品屋さんまで行かないと手に入らなかった化粧品も、今やコンビニやスーパーで買える時代。訪問介護の女性利用者さんたちも「便利になった」と喜んでいらっしゃいます。
みなさんの美容法もさまざま。「美しさは内側から!」と美意識の高い利用者さんは、真珠パウダーの入ったコラーゲンドリンクを飲むなどして、結構上級な美容法を実行しています。
私も見習わないとですね……(真珠入りは買えないけど)。
さて、私が今まで担当した女性利用者さんの中には、数々の若々しい方がいらっしゃいました。
その中でも一番年齢を感じさせなかったのがAさんです。
Aさんは散歩に行くにもメイクを欠かさず、市場にシルバーカーを押して通うのにもファッションに気を使っていました。
膝が悪くなり正座ができない状態になっても、なおスカートを履くなどして洒落っ気を欠かしません。
ある日私がお掃除の訪問に入っていると、Aさん宅にどなたかが訪ねてきました。声のトーンからすると若い女性のようです。
「遊びに来たみたい」と紹介してくださったその方は、A さんの一番下のお孫さん。大学生です。
大学生の孫と笑顔でコスメトークをしていたAさんは、まるで気持ちは大学生!といった感じで何の違和感もありません。
そして何より驚いたのが、お孫さんがAさんのことを「ちゃん付け」で呼んでいたこと。「加代ちゃん」と自然に話しかけていました。
私がその呼び方に驚いていると、「私は娘たちや娘婿にも『加代ちゃん』って呼ばせてる」「おばあさんとかバーバなんて呼ばれたら本当に老けそう」と、笑っていました。
呼び方ひとつで内面の年齢も若く感じられるのであれば、ぜひ私も将来そうしたいと思っています。
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