98歳で一人暮らしをする訪問介護の利用者さん。自分の足でしっかり歩けるほどお元気です。
ヘルパーが元気で長生きする秘訣を尋ねてみると……?
98歳のある利用者さんは一人暮らしです。
私の働く訪問介護事業所では、80代は多いのですが、90代の利用者さんはそれほど多くありません。自分の足だけで歩ける90代の方はさらに少なくなります。
ですが、98歳の利用者さんは自分一人の力で歩けるだけでなく、自家菜園の世話もしています。
ふらつきがあったのは膝の手術をしたときだけ。それ以外は転倒もなく、身の回りのことはたいがい一人でできてしまいます。
どうしてそんなに元気なのかを尋ねてみたら、ひとつ目に教えてくれたのが食事でした。
穀類、野菜、魚介類、海藻類を1日の間に必ず摂るようにし、決まった時間に食べることも心がけているそうです。
また、起きているときはジッとしてないで、何らかのかたちで体を動かすことが肝心とのこと。「自分の性分でジッとしていられないだけかも」ともおっしゃっていました。
何もすることがなかったら体操をして、関節や筋肉を意識しているそう。信号待ちでも足踏みをしているのだとか。
「幼馴染はみんな天国へ行ってしまったから、自分はその友人たちのためにも生きるという気持ちだよ」とも話してくれました。本当に見習いたいことばかりです。
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