「今月も家計がギリギリ」という訪問介護の利用者さん。
“通院数を減らして介護タクシー代を節約する”という方法を考えましたが、なぜか失敗してしまったようです。
止まらない物価高は、訪問介護の利用者さんにも影響が出ています。
おサイフ事情が厳しくなったという利用者さんは、通院回数を減らすというアイデアを思いつきました。移動で利用している介護タクシー代の節約をもくろんだようです。
その利用者さんは去年の冬に膝の手術をし、その後はリハビリを続けていました。
最近では歩行が安定してきたことから、「膝のリハビリと貧血で月に2度通院してたけど、お医者さんから月1回でもいいかもねって言われてるの」とのこと。
「介護タクシー代を浮かせたいし」と張り切っていましたが、節約したいものはそれだけではなかったよう。
病院の近くにある商店街でついいろいろ買い物をしてしまうらしく、そっちの方がタクシー代より高くついていたらしいのです。
通院が減れば商店街での余分な消費も減るので一石二鳥との考えでした。
さっそく主治医に申し出て、通院を月1回にしてもらって薬も1か月分もらってきたそうです。
それなのに、それをすっかり忘れてまたいつものように通院してしまったんだとか。結果月2回でこれまでと変わらずです。
主治医には「どうしました?薬は出しましたよね」「何もないのにわざわざ来てくれて、僕のファンなの?」と聞かれてしまったそう。
「恥ずかしかったから来月は絶対1回で済ませるわ!」と、まだまだヤル気満々の利用者さんなのでした。
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