年末にはぜひともやりたい大掃除ですが、基本的に訪問介護ではお願いできません。
ただし介護保険を利用せずに自費であれば利用できると知った利用者さん。ヘルパーに大掃除と部屋の模様替えを依頼したそうです。するとお値段以上の大きなメリットが……?
訪問介護では、11月末ごろから「大掃除をしてほしい」という要望が増えます。利用者さんやそのご家族から事業所に電話をいただいたり、ヘルパーが直接お願いされたり。
ヘルパーは通常の訪問では一般的な掃除しかできません。都度そのような説明をしているのですが、毎年一定数のご要望があります。
年の瀬には大掃除しないと……と、きっといてもたってもいられなくなるんでしょうね。
介護保険を利用しての大掃除はできませんが、自費であれば可能です。介護保険は利用できないので、訪問介護事業所が設定した料金を全額支払う必要があります。
毎年何人かは自費で大掃除を依頼されますが、去年は1人、自費の大掃除で思いもよらないラッキーなことが起きた方がいました。
もともととてもきれい好きな女性の利用者さん。足腰が弱いため、自分ではできない台所の換気扇の掃除や高い棚の埃取り、窓ふき、そして簡単な模様替えをご希望でした。
サービスの提供時間は2時間です。重いものを動かすような模様替えだったら男性ヘルパーがいいのでは……と事務所の職員同士で相談し、ちょっとした力自慢の男性職員がお邪魔することに。
すると利用者さんは大喜びだったそう。「あなただったらアレもコレも動かせる!」と、大掃除より模様替えに積極的だったんだとか。
汗をふきふきしながら鏡台とタンスを動かすことになった男性ヘルパー。鏡台を動かしたら封筒が出てきて、中にお金が入っていたんだそうです。
利用者さんは昔隠したへそくりをすっかり忘れていたみたいで、「自費って聞いて頼もうか迷ったけど、棚から牡丹餅ね!」「逆にちょっと儲かっちゃった」と大喜びだったそうです。
こちらもおすすめ
新着記事