一度は受け入れたはずのケアプランを拒否した父親。週5日の通院で利用するはずだった介護タクシーも受け入れてもらえませんでした。
母は入院中で送り迎えできるのは息子しかいません。でもそうなると仕事との両立はできなくなり……。
父が退院した際の病院の計画書には、「介護タクシーを使って通院をする」との記載がありました。
その計画を父が了承したとの認識だったので、僕も退院の合意にサインをしたのですが……。
土壇場で気持ちが変わったのか、退院するための同意だったのかは今でも分かりませんが突然の拒否……。母は面会謝絶で入院中だったので、今後の話し合いをすることもできず正直しんどかったです。
両親の世話は僕のワンオペ状態。日中の仕事と両立できるプランはありませんでした。
でも介護離職をすると今後の収入がありません。web職でのフリーランス転向、バイトの掛け持ち、もしくは夜勤の会社に再就職……まだ今後のことは決められずにいました。
上長の課長は状況が状況ということで、早期退職に理解を示してくれました。その日のうちに社長を含めた3人で話して、翌週には退職することに。
バタバタしながらも何とか引継ぎ作業を完了して迎えた最終日。同僚と思い出話をしながら笑って別れましたが、頭の中から今後の不安は拭えず、その日は一睡もできませんでした。
高齢化が問題になっている昨今では、介護離職も増えていると聞きます。まさか自分の身に起こるとは思っておらず、本当に他人事ではなったな、と痛感しました。
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