2か月ぶりの母親との面会。息子は自分のことがわからない母親の様子にショックを受けます。
そんな母親も退院の日まであと1か月程度しかありません。退院先の選択肢は3つありましたが……。
母が救急病棟に入院してからは父の対応に追われていたため、病院は3か月で退院しなければいけないことを失念していました。
母の退院先の選択肢は以下の3つがあると、地域包括課の職員さんに教えていただきました。
まず、家にはすでに白血病で要介護3の父がいましたし、木造の増築した自宅には段差が多く、母の車椅子が通れるスペースもありません。
そうなると必然的に、選択肢はリハビリ病棟のある病院か老人ホームの2択です。
しかし、地域包括課の職員さんとの会話の中で、僕の住む地方でさえ老人ホームが足りていないことを知りました。
デイケアや介護老人保健施設(老健)などを利用しながら、特別養護老人ホーム(特養)などの空きがでるのを100人単位のご家族が順番待ちをしている現状があるとのこと。
電車が1時間に1本しか通らない田舎には母がすぐに入れそうな老人ホームはなく、老健などに入って特養の順番待ちをするのもいろいろと無理があります。
田舎であれば空きもあるだろうと、完全に甘く見積もっていました。
こうして僕が選択したのは、車で行ける距離にあるリハビリ病棟を備えた病院への転院となりました。
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