高齢者にとってうれしい2カ月に一度の年金支給日。でも気をつけなければならないのが高齢者を狙った特殊詐欺やひったくり。
ある訪問介護の利用者さんは自らが考えた防犯対策を実施することにしました。
年金支給日である偶数月の15日。訪問介護の利用者さんもちょっとソワソワする日です。
買い物支援で「いつもよりちょっといいものを」とお願いする方や、「来るときに誰かに尾行されてなかった?」などと年金を狙った物取りを心配される防犯意識の高い方も。
ある女性の利用者さんも年金が狙われないかと心配している一人です。
お住いの地域ではひったくりが増えていますが、利用者さんは一人暮らし。家族は県外なので頼れません。
そんなわけで利用者さんは普段から防犯を意識して生活しています。
ワイドショーで高齢者を狙った犯罪を取り上げていればメモを取り、「現金は財布に入れていると財布ごと盗られるから入れちゃダメ!」「海外ではカバンの底をナイフで切って、そこから気づかれないように盗むんだって!」と、その内容を私にも教えてくれます。
アウトプットして学んだことを忘れないようにしているのかもしれませんね。私も勉強になるのでとてもありがたいです。
財布に現金を入れるのは危ないと学んだ利用者さん。現金は折りたたんでそのまま腹巻の下にしまうようにしたとのこと。
盗られる心配がないのはいいのですが、「若干レジでまごつくのが玉に瑕(きず)」だそうです。
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