母親の退院先はリハビリ病院を希望していましたが、その前に在宅介護が可能かどうかの調査がありました。
調査をきっかけに自宅にある父親の荷物を片づけようとしますが……。
くも膜下出血で倒れた母は高次機能障害と診断され、その際に医師から認知症であることも告げられました。
半身不随に加えて、高次機能障害や統合失調症を患う母にはどの転院先がいいのか、ひたすらいろんなサイトで病院の口コミレビューなどを読み漁っていた記憶があります。
その中で決めたのはリハビリ病棟も併設されている病院です。自宅からは離れますが、長期の入院も受け入れてくれます。
そうと決まればさっそく転院の手続きです。母の担当医に連絡を取り、紹介状を書いていただくことにしました。
ただ、必ず入院できるわけではなく、まずは本当に在宅介護が困難な状況か否かの判断をするための審査が入ることに。
まず、家の間取りを図面におこし、家中の写真を撮りまくりました。
改めて家の中を見ると、車椅子を利用する可能性がなければ気づかない点がたくさんありました。
車椅子での移動が困難な段差や幅、動線をふさいでしまう物の多さなどです。
家に出入りできる入り口はいくつかあるのですが、車椅子で出入りできそうな場所は一か所だけでした。
しかし、そこには父が米作りをしていたときに使用していた大きな玄米保冷庫があり、玄関の引き戸の半分を占拠しています。
まずはこれを何とかしたいと思い、父に相談を持ちかけました。
しかし結果は、断固拒否の姿勢を崩さなかったため撤去できず……。父の頑固さはダイヤモンドより硬かったです。
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