75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度の保険料について、厚生労働省は2020年度と2021年度の見込み額を公表した。【北村俊輔】
それによると、1人あたりの保険料は全国平均で月額6397円。2018・19年度から439円(7.4%)アップの大幅増となり、初めて6000円を超えた。年間の平均額は7万6764円で、同5272円増えている。
後期高齢者医療制度の保険料は、2年に1度のサイクルで都道府県ごとに見直されるもの。
今回の大幅増は、低所得者向けの特例的な軽減措置が縮小されることが主な要因。1人あたりの医療費が伸びたことなども影響している。
保険料を都道府県ごとにみると、平均額が最も高いのは東京都の8421円(156円・1.9%増)。最も低いのは秋田県の3944円(459円・13.2%増)で、その差は4477円となっている。
関連記事
新着記事