厚生労働省は31日、日本人の平均寿命が男女とも過去最高を更新したと明らかにした。【Joint編集部】
新たに公表された昨年の「簡易生命表」によると、日本人の平均寿命は男性が81.41年、女性が87.45年。これまで過去最高だった前年より、男性が0.16年、女性が0.13年伸びた。
がん、心疾患、脳血管疾患の3大死因の死亡率が改善したことが主な要因。厚労省の担当者は、「健康意識の高まりが背景にある。医療技術の向上も寄与している」と分析した。
平均寿命が過去最高を更新するのは、男性が8年連続、女性が7年連続。厚労省の担当者は、「何か特別なことがない限り、今後もしばらく緩やかに伸びていく」との見通しを示した。新型コロナウイルスの影響については、「今はまだ分からない」と述べた。
厚労省が集めたデータを基にした平均寿命の国際比較をみると、男性は1位が香港(82.3年)、2位がスイス(81.7年)、3位が日本。女性は1位が香港(88.1年)、2位が日本、3位がスペイン(86.2年)となっている。
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