介護職の賃上げを! 人手不足の解消へ「50万人署名活動」がスタート

介護保険制度を“働く側”から崩壊させてはならない! 政府にそう訴える「50万人署名活動」がスタートした。Webでも署名できる。【Joint編集部】

来年4月に迫る次の改定で介護報酬を引き上げ、全産業平均を大きく下回る介護職の賃金水準を改善するよう求めるもの。具体的な要請内容としては、

1. 介護従事者が介護の仕事を安心・安定して永く続けることが出来るように介護報酬を設定してください

2. ご利用者、ご家族、介護従事者が、理解し納得できるよう簡素な仕組みの介護報酬を設定してください

の2点を掲げている。活動を展開しているのは、およそ8万4000人の介護職らでつくる労働組合「UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)」。

NCCUは4日に出したリリースで、「介護職の低い賃金水準の最大の原因は介護報酬。水準の是正を求める必要がある」と主張。「このままでは人材不足により介護を必要とする高齢者への対応ができなくなり、介護難民が多数発生することは明らか」と問題を提起した。

次の報酬改定の内容が固まるのは今年の年末。署名の受け付け期間は、これから10月5日までとされている。NCCUは公式サイトや専用Twitterなどで理解と協力を呼びかけている。集めた署名は厚生労働大臣などへ提出するという。
 



署名用紙は公式サイトからダウンロード、プリントアウト可能。そこへ記入してNCCU本部へ送付する形に加え、署名サイトChange.orgでネットのみで行うこともできる。署名用紙の送付先などの詳細はNCCUの公式サイトから。

提供元:介護のニュースサイトJoint

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