厚生労働省は30日、最新の2020年の「簡易生命表」を公表した。男女ともに平均寿命が過去最長を更新したことが明らかになった。【Joint編集部】
男性の平均寿命は81.64年、女性は87.74年。前年と比べて男性は0.22年、女性は0.30年伸び、これまでで最も長くなった。延伸はそれぞれ9年連続。いわゆる「健康寿命」との差を短くしていくことが引き続き重要となる。
昨年は新型コロナウイルスの感染拡大や自殺で亡くなる人が増えたが、全体の平均寿命の伸びは継続した。医療技術の向上や健康意識の高まりが大きな要因。厚労省は「肺炎やがん、心疾患などの死亡率の低下が寄与した」と分析している。
厚労省が把握している国、地域の平均寿命との比較をみると、男性は香港、スイスに次ぐ3位、女性は香港に次ぐ2位。日本は引き続き世界トップレベルを維持している。
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