介護現場の生産性向上を後押しする厚生労働省の無料オンラインセミナーが始まる。主に特養や老健など施設の責任者、職員を対象とするもの。今月25日の北海道を皮切りに、来年2月まで全国21ヵ所で順次行われる予定だ。【北村俊輔】
このオンラインセミナーは、施設の経営幹部と業務全般を把握している職員とが2人1組で参加する形式。プログラムは3部構成で極めて実践的な内容となっている。
介護現場(施設サービス分)の生産性向上に関する全国セミナーのご案内
第1部は厚労省のガイドラインを活用した講義。第2部は演習で、経営幹部のグループと職員のグループに分かれて実施する。第3部では再びペアに戻り、この日の体験や学びの共有、優先課題の合意、それぞれが果たす役割の確認などを行う。
使用するツールはZoom。各セミナーとも定員は40組80名で、申し込みは専用の参加フォームか問い合せ窓口から。締め切りは全て開催5日前、もしくは定員に達した時点とされている。
参加する地域は原則、施設の所在している場所やその近隣を選ぶことが望ましいが、やむを得ない理由があれば他地域への申し込みも可能。ただし、定員を超えた場合は地元の参加者が優先されることもあるという。
厚労省はこのほか、昨年度までのセミナーの参加者を対象としたフォローアップセミナーも開く。今年10月から来年2月にかけて、東京や大阪、愛知、福岡など主要都市6ヵ所で行う予定。こちらはリアル会場でのオフライン開催となる。定員はそれぞれ50組100名まで。申し込み方法や締め切りなどは今年度のセミナーと同様となっている。
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