月給制で働く無期雇用の介護職の賃金は平均で月24万3135円 − 。介護労働安定センターが23日に公表した最新の「介護労働実態調査」の結果では、そう報告されている。【Joint編集部】
前年から8696円の増加。人材獲得競争の激化や特定処遇改善加算の新設などが影響を与えたとみられる。平均賃金に12をかけると291万7620円。
ここで言う賃金は昨年9月のもの。税金や保険料などを引かれる前の“額面”で、いわゆる“手取り”ではない。毎月決まって支払われるものを指し、そうであれば役職手当や交通費なども含まれる。月ごとに変動する残業代や夜勤手当などは対象外。ボーナスも除外されている。
この調査は昨年10月に実施されたもの。全国の約1万7500事業所が対象で、9244事業所から有効なデータを集めている。
介護職の賃金を職種別にみると以下の通り。ヘルパーは22万4277円、サ責は25万9072円、ケアマネは26万3379円となっている。
このほか、月給で働く介護職にボーナスを支給している事業所の割合は76.2%だった。無期雇用の介護職に支払われるボーナスの年額は、平均62万6094円。前年比で2万6588円増となっている。介護職の賃金とボーナスの平均を足すと年354万3714円。
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