介護現場の実態調査、今月から開始 報酬改定にも影響 厚労省が協力を要請

介護現場の実態調査、今月から開始 報酬改定にも影響 厚労省が協力を要請介護現場の実態調査、今月から開始 報酬改定にも影響 厚労省が協力を要請

介護保険最新情報Vol.1014

今年度の介護報酬改定の効果を検証したり、介護現場の課題を把握したりするための国の実態調査が始まる。対象となる施設・事業所へ今月から調査票が配布されていく。【Joint編集部】

2024年度に控える次の制度改正、報酬改定をめぐる議論に使われる極めて重要な調査。厚生労働省は11日に介護保険最新情報のVol.1014を出し、介護現場の関係者に広く協力を呼びかけた。

介護保険最新情報Vol.1014

今年度に行われる調査は4本。調査票の発送日と提出期限の予定は表の通りだ。厚労省は通知で、「提出期限が過ぎた場合も引き続きご提出頂くことは可能。未回答の施設・事業所はできる限りのご協力を」と要請した。

介護現場の実態調査/2021年度の検証・研究調査の予定

このうち、LIFEの取り組み状況・活用可能性に関する調査では、関連加算を算定している約5000の施設・事業所、LIFEの登録がない約2500の施設・事業所にそれぞれ実情を尋ねる。あわせて、関連加算のない訪問介護や居宅介護支援も対象(モデル事業調査)とし、LIFE導入に向けた今後の具体策の検討につなげていく。

厚労省はこのほか、介護現場の事務負担の軽減に関する調査で、利用者への説明・同意に伴う押印の廃止や記録保存のデータ化、手続きの簡素化などの進捗を把握する方針。4本の調査の結果は来年3月にも公表するという。

提供元:介護のニュースサイトJoint

この記事をシェアする

ハートページナビは、介護保険・介護サービス事業者情報誌「ハートページ」のWebサイトです。
ハートページ誌は、全国約70市区・約100万部を発行する業界最大級の介護情報誌。20年を超える歴史(2001年創刊)、カバーするエリアの広さ、発行部数、各自治体や連絡協議会と連携し制作された信頼性の高さで、介護に関わるみなさまより高い評価を得ています。
ハートページナビでは、介護情報を専門に扱うサイトとして、介護に関わる皆さまに必要な情報、役立つ情報などを掲載しています。

おすすめコンテンツ

img_sidebar 介護報酬改定・介護保険制度改正の最新情報 オアシス介護おまかせ資料請求