今年度の介護支援専門員実務研修受講試験の結果が2日に発表された。【Joint編集部】
47都道府県の報告をJoint編集部が独自に集計したところ、今回は受験した5万4410人のうち1万326人が合格。合格率は19.0%だった(*)。
* 集計は2日時点の速報値。今後変動する可能性もあり。
受験者数は3年連続で増えた。前回比でプラス120人の微増となっている。一方、合格者数は前回比でマイナス2336人。4年ぶりに減少に転じた。
合格率は2年ぶりに10%台へ戻った。直近10年で最高だった前回から、4.3ポイント低下。近年の合格率は格差が大きい。上がったり下がったりする傾向がみてとれる。
都道府県ごとの合格率で最も高かったのは、23.7%の愛知県。これに23.0%の埼玉県、22.4%の東京都と神奈川県が続いた。20%以上は13都府県だった。
ケアマネ試験をめぐっては、受験資格の厳格化もあって2018年度から挑戦する人が急激に減少した経緯がある。今年度は受験者数が横ばいに近い微増で、合格者数が減少。来年度以降さらに減少傾向が強まれば、ケアマネ不足を懸念する声が一段と高まる可能性もある。
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