ボールペンやメモ帳、ビニール手袋など、介護職に欠かせない必需品。七つ道具(七つでない場合も……)を持ち歩いて仕事に挑む人も少なくないようです。
ある介護士が生み出したのは、クリアファイルをちょこっと加工した便利アイテムでした。
介護職に(……というか私に)とって、クリアファイルの端っこは意外と使える便利アイテムです。
作り方は簡単で、くたびれてきたクリアファイルのつなぎ目の方を切るだけ。
もうちょっと強度が欲しければ、下側の接着面でもいいかもです。
私の働く病院のトイレは、昔ながらの(?)くるくる回る金具をひっかける鍵。しっかり外さないでドアを閉めると、人がいないのに施錠されて開かない状態になってしまいます。
レンチを持ってくれば開けられるのですが、頻繁に閉まってしまうし待たせると患者さんが焦ってしまいます。
クリアファイルの端っこを持ち歩いていると、そんなときにさっと取り出せて大活躍!
それに、紙を切る道具としてもおすすめです。
さすがに仕事用の書類には使いませんが、メモ用紙を作るときなどに便利です。手で裂いたり、カッターを使って曲がってしまったりするよりは、かなりきれいに切れます。
手先の運動を兼ねて患者さんにやってもらっても、なかなか楽しんでくれます。
手を切る心配もなく安心ですしね。
メモリを入れておくと更に便利です。
介護士は日常的に患者さんに接することが看護師よりも多く、服の下の痣や傷を発見することもしばしば。メモリで傷の大きさをさっと測って看護師に報告できます。
体のカーブに沿って測りやすいのも、クリアファイルの便利なポイントです。
もともとは、捨てるのはもったいないなぁとトイレの鍵を開けるのに使い始めたクリアファイル。他の職員と「これにも使えそうじゃない?」「私はこうしてるよ」と進化してきました。
一石三鳥のこの便利アイテムは、これからもまだ進化するかもしれません。
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