精神科病院で働く介護士が、もらって困らない&本当に役立つ差し入れをチョイスしました。
病院や病棟、介護施設などによって状況は異なるかもしれませんが、身近な方へ渡すお見舞いの品選びの参考にしてくださいね。
コロナワクチンの接種が進んでいるものの、私の勤務する精神科病院ではまだ面会に制限があります。
そのため「差し入れだけでも……」とお持ちになるご家族もいらっしゃいますが、どんなものを用意したらいいのかと悩む方も多いようです。
ご本人の好きな雑誌などを差し入れるのもいいですが、患者さんがもらって役立つものを選んでみてはいかがでしょうか?
介護職員からみたおすすめの差し入れは2点です。
おすすめは、なんといっても日用品。
化粧水や乳液、ハンドクリーム、リップクリームは毎日使うものですが、病院の売店で買うと定価なのでとても高く、種類も少ないので選ぶ楽しみもありません。
ドラッグストアで買って差し入れすれば病院の半額以下ですし、患者さんも喜びます。
シャンプーやボディソープも病院では2種類しか取り扱っていないので、ちょっと変わったものを使っていると、みんなの憧れの的になります。
タオル類も喜ばれる傾向です。
ほとんどの患者さんは洗濯物をクリーニングに出すので、乾燥機にかけると1カ月もせずに縮んでしまってゴワゴワに。なので何枚あっても困りません。
キレイな柄なら他の用途にも使えます。バスタオルはひざ掛けに、フェイスタオルはマフラーのように首に巻く患者さんも。
差し入れする品選びには注意点もあります。精神科ならではかもしれませんが、いろいろ規制があるので注意が必要です。
まず衛生上の関係で、生ものやお惣菜はお断りしなければなりません。食餌療法や薬の関係で制限されている飲食物もあります。
また、精神科では鏡やヘアピン、綿棒も危険物になることもあり、病状によっては患者さんにお渡しできません。
患者さんは差し入れをもらうと嬉しそうですが、それよりも玄関のガラス越しにでもご家族やご友人の顔を見ると元気になります。
相手に喜んでもらえる差し入れに悩むのも素敵なことですが、まずはお顔を見に足を運んでいただければと思います。
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