介護サービスの利用者らで組織する「認知症の人と家族の会」が、新型コロナウイルスのパンデミックに便乗した詐欺などが発生しているとして、公式サイトで関係者に注意を呼びかけている。【Joint編集部】
「新型コロナウイルスの影響で困っているからすぐにお金を、という電話があり渡してしまった」
国民生活センターが14日に更新したページで紹介している事例だ。クレジットカード番号などを詐取しようと、SNSやメールで「マスクが買えるサイト」などと誘うケースも報告されている。
警察庁のデータによると、こうした手口に騙されてしまうのはやはり高齢者が多い。「これはあやしい」と感じた場合、介護職らが一声かければ被害を防げる可能性が高まりそうだ。
国民生活センターのページには、
○「新型コロナウイルスの検査が自宅でできる商品がある。10万円で販売する」という不審な業者が家に来た。
○ 信用金庫の職員を名乗る電話があり、新型コロナウイルスの関係で必要と口座番号・暗証番号を聞かれた
○ 水道局を語り、「新型コロナウイルスがついているので除去する」という不審な電話があった
といった事例も紹介されている。
認知症の人と家族の会は、「十分に注意しましょう」と強調。国民生活センターは、「今後、新たな手口が出てくる可能性もある。少しでもおかしいと感じたら、早めに188番の『消費者ホットライン』などにご相談を」と呼びかけている。
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