厚生労働省は1日、介護現場をターゲットに作成した新しい「感染対策の手引き」を公表した。【Joint編集部】
新型コロナウイルスの流行をきっかけに作り始めたものだが、他の感染症への対策も幅広く含んだ内容。介護保険最新情報のVol.878で周知し、日々の実践で活かして欲しいと広く呼びかけている。
職員にとっては必要な知識や手技の習得のために、施設長・管理者にとっては役割の把握や体制の構築のために役立つ − 。そうPRしている。
感染症に関する基本的な情報も多い。対策の重要性、ケアにあたっての留意点、日頃からの健康管理、流行時の心構えなどもまとめてある。結核とは何か、レジオネラ症とは何か、疥癬とは何かなど、個々の感染症について2〜4ページ程度で解説している点も特徴。感染症法の概要もコンパクトに書いてあり、毎日1テーマずつ読み進めるのにも向いてそうだ。
あまり時間をとれない人には、手引きのサマリーとして用意された「感染対策マニュアル」がある。こちらは施設系、通所系、訪問系などサービスごとの構成。イラストや写真が多いリーフレットのようなデザインで、スマートフォンでもかなり見やすい。とりあえず端末に落としておいて、自分が携わっているサービスの分から暇な時に目を通す、といった使い方もできそうだ。
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