介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士の国家試験について、厚生労働省は今年度から受験手数料を引き上げる方針だ。上げ幅は最大6530円。【Joint編集部】
厚労省は引き上げの実現に向けて政省令を改正する。そのパブリックコメントの手続きを23日から開始した。意見募集期間は7月22日まで。
政省令の改正案をみると、介護福祉士の国試は3080円増。社会福祉士の国試が最大3930円増、精神保健福祉士の国試が最大6530円増となっている。受験手数料の引き上げ幅は以下の通りだ。
厚労省は引き上げの理由に新型コロナウイルスの影響をあげた。感染拡大を防ぐ観点から試験会場の増設、スタッフの増員などが必要となり、結果として経費が膨らんだという。コロナ禍でコスト増はやむを得ないものの、関係者からは受験を考えていた人がやめたり先送りしたりする動きが生じると懸念する声も出ている。
受験申し込みの受け付けは、最も早い介護福祉士で8月18日から始まる。
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