介護施設での入所者と親族らの面会について、厚生労働省は15日に新たな通知を発出した。ワクチンの接種歴や検査結果などを考慮して行う際の事例集で、現場の関係者へ参考にするよう呼びかけている。【Joint編集部】
国内の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、一時は原則として中止すべきとされていた介護施設での面会 − 。厚労省は先月に出した通知で、入所者と面会者がワクチンを接種済みの場合、または検査での陰性が確認できる場合は、対面による実施も認めるよう促していた。相互のつながりや交流が当事者のQOLを高めることを踏まえた措置だ。
今回の事例集では、
○ 入所者と面会者がワクチンを接種済みの場合、あるいはPCR検査で陰性の場合は全て対面で実施する
○ 入所者と面会者がワクチンを接種済みの場合は、居室でも面会を行う
○「ワクチン接種済み」は2回目接種後14日以上の経過を確認している
○「PCR検査陰性」は面会前72時間以内の結果を確認している
などの考え方を紹介。これらを参考にしつつ、地域の感染状況や都道府県の方針、入所者の心身の状態などを総合的に勘案し、管理者が適切な実施方法を判断するよう要請した。
また、引き続き基本的な感染防止策を徹底していくこともあわせて求めている。
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